NICE-GUY|ナイスガイ

PLUS 1 FAIR_DESIGN&DIRECTION

PLUS 1 FAIRのデザインとクリエイティブシンキングWorkshopをさせていただきました。

全農青果センターが毎年行うフェアのノボリのリデザインの依頼がありました。 既存のノボリは生鮮食材が綺麗に撮影され、全農青果センターフェアと記載されたシンプルなものでした。 どのようにフェアの売り場を作っているのかヒアリングすると、毎年社員がDIYで行っているとのこと。 それでは、今年はきちんとクリエイティブのプロセスを学び、今までで一番クオリティの高いフェアを開催し、 社員にデザイン・フェアを通してきちんと伝えたいことが伝わった、売り場の担当者が毎年やってほしいと喜んでくれるような、そんな成功体験ができるフェアを開催しましょうということになった。そこで6回にわたるデザインのワークショップを開催し、デザインの思考のプロセス、コンセプトの重要性、市場調査の視点、アウトプットのクオリティの底上げ、本当に伝えるために、など、デザイナーが日常的に行っていることを社員の皆様と共有し、デザイナーではない職業の方々が、ユーザーにきちんと喜んでもらうためのプロジェクトを開始した。本件でのアウトプットに弊社の意思を入れることはせず、彼らの望む方向性に伴走しながらところどころで方向性を確かめ合い、なぜそうなのか、それで想いは伝わるのか、であればこっちの方が適切ではないのか、など間違った方向に行かないように舵取りをするだけである。コンセプト、ネーミング、ロゴの方向性、販促物の選定、売り場の設計、コピーライティング、など全てワークショップのメンバーが独自に考案した。ポイントは、通常DIYな売り場はアウトプットまで自身で行うことが多く、うまくコミュニケーションができないことだ。9割方方向が定ったら、あとはプロが形にする、ということで弊社で引き受け一気に仕上げた。結果売り場が華やかになり、彼らの一番伝えたいお客さんにとってちょっとうれしい、ちょっと助かるなど全ての販売品目にトクベツをプラスワンした売り場ができた。クリエイターではない職業の方々が、クリエイティブな考え方で、想いを伝えられた良い事例となった。

CREDITS

Art Director / Graphic Designer: KOSUKE FUJISAWA(NICE GUY)